エアブラシアートで人物画を描く方法エアブラシアートで人物画を描く方法

エアブラシアートは、その独特のグラデーションや滑らかな仕上がりが魅力のアートスタイルです。今回は、エアブラシアートで人物画を描く方法について紹介します。エアブラシで人物画を描く際には、いくつかのポイントに注意しながら、練習を重ねることでリアルな人物画を描けるようになります。

準備するもの

  1. エアブラシ本体
  2. コンプレッサー
  3. エアホース
  4. 人物画用の絵の具(顔料が豊富で細かい発色が可能なものが望ましい)
  5. 水取りフィルター
  6. クリーニング用品
  7. 保護具(マスク、手袋など)
  8. 練習用の素材や用紙

描画の基本手順

  1. 参考画像の準備:人物画を描く際は、まずは参考にする画像を準備しましょう。写真やイラストを用意して、模写を通じて技術を磨くことが大切です。
  2. 下描きを行う:作品に下描きを行い、人物の輪郭や陰影の位置を確認します。下描きは薄く描くことで、エアブラシで上から重ねても違和感がなくなります。
  3. 肌色を塗る:まずは肌色を塗って、全体のトーンを決めます。薄い色から始めて、徐々に濃い色に移行することで、自然なグラデーションを作り出せます。
  4. 陰影をつける:陰影部分には暗い色を重ねていき、顔の立体感を表現します。立体感を出すためには、光源の位置を意識して描画することが重要です。
  5. 目や髪の毛などのディテールを描く:細かいディテールもエアブラシで描きますが、筆やペンを併用することでより繊細な表現が可能になります。
  6. 仕上げにハイライトを入れる:最後に、光が当たっている部分にハイライトを入れて、作品に立体感と輝きを与えます。

人物画を描く際のコツ

  1. レイヤーを重ねる:エアブラシアートでは、色を重ねることで自然なグラデーションを作り出すことができます。薄い色から始めて、徐々に濃い色を重ねることで、リアルな人物画が描けます。
  2. 細部へのこだわり:目、鼻、口などの細かいパーツにこだわり、リアルさを追求することが大切です。細部まで緻密に描くことで、作品のクオリティが向上します。
  3. 練習を重ねる:エアブラシアートで人物画を上手に描くためには、練習が欠かせません。模写やオリジナルの作品を描くことで、技術を磨きましょう。
  4. テクスチャを活用する:人物画では、皮膚の質感や髪の毛の質感を表現することが重要です。エアブラシでテクスチャを活用することで、リアルな質感を描くことができます。
  5. 作品の評価とフィードバック:他のエアブラシアーティストや友人から意見をもらい、自分の作品を客観的に評価することが大切です。フィードバックを活用して、技術の向上に努めましょう。

カスタムペイントのプロが使う2種類の技法

プロのカスタムペインターが実際に使う2種類のエアブラシアート技法を解説します。
この2種類の技法を理解することがエアブラシアートの上達に繋がります。

トレース技法

f:id:OWET45:20171212153819j:plain
f:id:OWET45:20171212153822j:plain
f:id:OWET45:20171212153824j:plain
f:id:OWET45:20171212153827j:plain

トレース技法は、下書きを転写してその上からなぞる様に絵を描いていく技法です。プロのエアブラシアーティストとなると、人物画による失敗は許されません。なので、この技法を使うことでそういった失敗を最小限に抑えられます。

ステンシル技法

f:id:OWET45:20170403102453j:plain
f:id:OWET45:20170403102456j:plain
f:id:OWET45:20170403102500j:plain
f:id:OWET45:20170403102444j:plain

ステンシル技法は、デザインを印刷した紙を切り抜きエアブラシで軽くステンシルし、そのステンシルを下書きとして利用する技法です。カスタムペインターとしての仕事は、下書きの描くことの出来ない場所も多数あります。そういった時には、この技法を使って精巧なエアブラシアートを描いていきます。

まとめ

エアブラシアートで人物画を描く方法は、基本的な描画手順を覚え、練習を重ねることが大切です。また、細部へのこだわりやテクスチャの活用など、エアブラシ独自の技法を駆使してリアルな人物画を描くことができます。他のアーティストからのフィードバックを活用しながら、技術を磨き続けることで、エアブラシアートでの人物画のクオリティを高めることができます。