今回は下書きの描けない場所にエアブラシアートをするための方法のご紹介。
その名も「ステンシル技法」です。
この技法を使えばリアルタッチの絵を高速で実現できます。
ステンシル技法とは?
ステンシル技法とは型やテンプレートなどを使って絵を描いていく技法です。
ステンシル技法を使いこなせないと、エアブラシで仕事をした時に下書きの描けない現場もあるので、そんな時に絶対に困ります。
投影で照射距離が足りない場合とか、バイクや車にカスタムペイントを施す時の曲面とかに使えます。
趣味でも覚えていて損はない技法です!
手軽に高クオリティを目指すならステンシル技法です。
ステンシル技法のやり方
Black & White Airbrush Portrait Techniques w/ Cory Saint Clair
Custom Airbrush Stencil Making the Cory Saint Clair Way
ステンシル技法はこれらの動画が比較的わかりやすいです。
参考にしてみてください。
エアブラシだとハッキリした線をフリーハンドで描くのは難しいですが、ハッキリした線を手早く高クオリティで描けるのがこの技法の最大のメリット。
現場でいちいち線を描いて白で消し込んで良線を描くってやってると、時間の無駄使いです。
効率良く手早くやらないと、エアブラシで仕事してみれば自ずとわかりますが労力に見合わなくなります。
時間をいくらでも掛けられるような仕事ならいいですが現実は違いますし、失敗した時の対策も何重にも考えておくべきです。
それぐらい最初から計画立てて用意周到にしていかないと、現場にはトラブルが付き物です。
エアブラシを仕事にするなら覚えておくべき!
エアブラシをこれから仕事にしていくなら、現場仕事にしてもオーダー品にしても自分の限界値ギリギリのラインの事を頼まれるものです。
そんな時に出来ない技法があるだけでクオリティが納得いくものにならないために、断ってしまう仕事も出てきます。
そもそもエアブラシが使えないだけで断らなきゃいけない仕事もあるぐらいです。
だからエアブラシの技法はトレース技法だけではなく他にも習得しておくのがマストだし、リスクヘッジという考えにもなると思います。
ハッキリ言って1人で仕事をするのは「鬼が出るか蛇が出るか」わからないです。
最初の仕事なんて不安だらけで吐きそうになります。
それでも1人で初志貫徹していくことに意味があるのです。
エアブラシで仕事するフリーランスは「気楽に自由に出来る」っていうのも確かにありますが、それだけ1人に掛かる責任は大きいです。
本当の意味での仲間なんて居ません。
僕の知る仲間とは対等な関係であると思ってます。
フリーランス同士ならそれは同業者で仲間ではありませんし、誰かに使われてるならそれでは自由になった意味がありません。
僕は「自由」という意味を知ってます。
自由という意味を誰よりも知っていけば、自ずと仕事も舞い込んでくるでしょう。