
今回は、エアブラシ始めて間もない方のためにエアブラシの洗浄方法を解説していきます。
エアブラシは毎日使うなら簡易的な洗浄方法で良いのですが、1週間以上放置する場合は簡易的な方法だと不十分なので、ガッツリ洗浄しなければいけません。
そうでなければ、長期間放置によってエアブラシ ハンドピース内部が希釈した塗料で固着して、次回使う時に不良・故障の原因になります。
なので、放置の時間によって洗浄方法を変化させていく必要があります。
ということで、今回はエアブラシの洗浄方法を解説していきます!!
もくじ
エアブラシを洗浄するなら、まずは汚れの原因究明!
たいがいの場合は、「エアブラシの内部に含まれる油分と使い終わった塗料」が原因で汚れています。
なので、それを分解できる溶剤を使って洗浄するのが大事になってきます。
洗浄方法として最初に考える方法が水でのエアブラシ洗浄ですが、水で洗浄しようにも塗料が油性ならば水では弾いてしまうので洗浄できません。
そして、水性の場合も樹脂系インクは乾けば水を弾きますので、やはり水では塗料を洗浄できません。
したがって、エアブラシの洗浄には洗浄液を別途用意する必要が出てくるわけです。
エアブラシの洗浄に必要なもの
エアテックス ストロングクリーナー
ストロングクリーナーは、エアブラシメーカーであるエアテックスから出てる強力洗浄液です。
臭いがだいぶ臭いですが、強力洗浄で「油性・水性」ともに洗浄出来ちゃいます。
空になればボトルが上等で使いやすいので便利という一面もあります。
何は無くとも手に入れるべき洗浄液です。
綿棒
洗浄液を染み込ませて、エアブラシ内部の細かい部分を洗浄するのに使います。
歯間ブラシ

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エアブラシを完全に洗浄する場合に便利な道具です。
ノズルなどエアブラシには超細かい部品があるので、そういった部分は綿棒では洗浄できませんが歯間ブラシなら洗浄出来ます。
画材筆

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エアブラシの調色・希釈・洗浄など幅広く使えるので、この機会に持っておいた方が良いでしょう。
困った時に意外と便利です。
クリーナーポット
クリーナーポットは、エアブラシのカップ内に残った洗浄液や塗料を捨て吹きするのに便利です。
部屋を汚さずに済むし、臭いを割と防げるのでのであると便利です。
なくてもOKです。
また、最近のクリーナーポットはブラシも付属しています。
クリーナーポットの性能は高価でも安価でも変わりありません。
なので、なるべくお得なものを購入しましょう。
ニトリルグローブ
ニトリルグローブは、普通の手袋よりもぴったり手にフィットするので、手袋を付けていても自分の手の一部かのように機能するので、メンテナンスや洗浄の時にかなり便利なのでオススメです。
塗料汚れは指のキメや爪の間に入って取れないので手袋をつけると便利です。
エアブラシの洗浄手順
エアブラシの洗浄手順は、
- 汚れを原因を突き止めて必要なものを準備
- エアブラシ カップ内部を洗浄
- エアブラシ 外部を洗浄
- ニードルを洗浄
- ノズルを洗浄
- ニードルストップを洗浄
- ハンドピース内部を洗浄
- ハンドピースのメンテナンス
以上です。
ノズル洗浄以降は1週間以上放置するなら必要になります。
毎日のメンテナンスには必要ありません。
エアブラシの洗浄方法を写真で確認
ハンドピース・エアブラシの汚れの確認!

まず普通にエアブラシアートを楽しんでいれば、汚れは上記の画像程度でしょう。
エアブラシのカップの内側と外側が塗料で汚れている程度です。
押しボタンが汚れている場合やエアブラシ内部に塗料が侵入している場合は分解洗浄が必要になります!!
エアテックス「エアブラシ ストロングクリーナー」を使おう!

今回は水性塗料なのでエアテックスから出ている、「ストロングクリーナー」を使って洗浄していきます。
油性塗料を使っている場合もストロングクリーナーで洗浄出来ますが、有機溶剤を使った方がもっと効率が良いです。
有機溶剤を使った洗浄時に注意したいのが、ハンドピースによっては油性塗料に対応していない機種もあるという事です。
なので、水性油性対応なのか、水性のみしか使えないハンドピースなのか、自分が使っているエアブラシ ハンドピースの説明書をよく見て確認することが必要です。
水性・油性アクリル塗料は、塗料の性質上乾けば水には溶けない性質があるので、水でエアブラシを洗浄することは基本的には出来ません。
なので、専用洗浄液・薄め液・有機溶剤が必要になってきます。
専用の洗浄液は臭いが気になる場合が往々にしてあるので、クリーナーボトルを使うことで独特な臭いをあまり嗅ぐことなくハンドピースを洗浄することが出来ます。
クリーナーボトルやクリーナーポッドはそういう面でお勧めです!!
洗浄液はたっぷり入れること!

上記の画像の様にハンドピースのカップ内部に「ストロングクリーナー」をたっぷり入れます。
もったいないと思いますが、たっぷり入れて使わないと頑固な汚れは落ちません!!
いらない筆やティッシュを使ってカップ内を洗浄!

ハンドピースのカップ内部が綺麗になるまで、綿棒・筆やウエス・ティッシュペーパーなどで中の汚れを取り除きます。
ストロングクリーナーは思った以上に強い洗浄液です。
大抵の塗料はこれで取り除けます。
それでも、とれないならシンナーを使ってみましょう!
臭いが気になる場合は、エアブラシクリーナーポッドを使いましょう!
ニードルは必ず分解して洗浄しよう!

エアブラシの尻尾の部分(テールキャップ)にあるニードルネジを外し、ニードルを引っ張り出し塗料を拭き取りましょう!
ウエスに洗浄液をつけてニードルを拭うと汚れがごっそり取れます!
拭き終わったら元に戻して、もう一度エアブラシ ストロングクリーナーを入れて「うがい洗い」して終了です。
しばらく使わない場合は、ニードルを抜きっぱなしにしておいて、ハンドピース内が完全に乾いてからニードルを入れましょう。
最後に
エアブラシの簡易的な洗浄方法はこれで終わりですが、この状態で何ヶ月も放置するとニードルに滲み出てきた塗料が固着するので、ニードルを痛める原因にもなります。
毎日の様に使うなら簡易的な洗浄で良いですが、何ヶ月か放置するなら分解洗浄と完全乾燥せてから組み上げが必要になります。